射出成形とはどのような工法か

工業製品を製造する際、その外形を作ることを成形といいますが、この成形にはさまざまな工法があります。そのうち、樹脂製品などを中心に広く用いられているのが射出成形です。射出成形とは、金型の中に材料を流し込み(射出し)、固めることで特定の形を作り出すことをいいます。同じ形のものをいくつも繰り返し生み出すことができるため、大量生産に向いています。

また、金型の製造費など初期費用はかかりますが、その後は材料費のみが支出の大半を占めるようになるため、生産ロットが多くなればなるほど単価を下げることができるという特色を有します。射出成形はまた、インジェクション成形またはインサート成形と呼ばれることもあります。このうちインジェクションとは「注射」または「噴射」という意味で、金型の中に溶かした材料を流し込む様子を描写する言葉です。一方、インサートとは「挿入」という意味で、これもまた材料を流しいれるという意味になりますが、金型の中にたとえば金属製品などを挿入し、そこに樹脂などを流し込んで両者を結合させるという特殊な工程を指す言葉としても使われます。

射出成形によって作られた製品は身の回りにたくさんありますが、その代表的な存在は各種のプラスチック製品出です。収納用のボックスやトレー、食器類、家電製品の筐体部分などは、たいていこの工法によって作られています。また、近年では自動車のボディ各部もこの工法で作られた強化プラスチック製品がよく使われます。

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